映画『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』を鑑賞しました。
『グリーンブック』のピーター・ファレリー監督作品。
Amazonが買収したMGMの作品で、日本では劇場公開されず、Amazon Prime Videoの配信のみになっているんですが、めちゃくちゃ面白いんですよ。
『グリーンブック』の監督なら、割と重めのドラマを想像してしまいますが、本作は何とコメディ。
めちゃくちゃ笑えます。でも、感動的でもある。素晴らしい作品です。
Amazon Prime Videoのあらすじはこちらです!
イタズラがとんでもない事態になってしまったその日、幼なじみ3人組は罰から逃れるため空想の人物を生み出した。その名もリッキー・スタニッキー!そしてリッキーが誕生してから20年経った今でも、大人になりきれない3人は相変わらずリッキーを口実にして遊びまくっていた。ある日、家族に伝説の男リッキーの存在を疑われ、会わせろと言われたものだから大ピンチに。そこで3人は家族の疑いを解消するため、落ちこぼれ役者兼ものまね芸人を雇い、リッキーを演じさせることにするのだった。
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今回の記事では、映画『リッキー・スタニッキー』について解説していきます!
アカデミー賞で話題に!
『リッキー・スタニッキー』が注目されたきっかけは、第96回アカデミー賞授賞式のパフォーマンスです。
衣装デザイン賞の発表時、ジョン・シナが発表用のカードで股間を隠しながら全裸で登場したんです。
ジョン・シナは、『リッキー・スタニッキー』で売れない芸人(リッキー・スタニッキーに成りすます役)を演じています。
もう、こんなパフォーマンスされたら、観るしかないです。
ジョン・シナの『リッキー・スタニッキー』での演技は、期待以上でした。アカデミー賞のパフォーマンスも納得の素晴らしいコミカルな演技。
めちゃくちゃ面白い上に、あの『グリーンブック』の監督作。泣きどころもあるんです。
最後にひと押し、『グレイテスト・ショーマン』のザック・エフロンが主演です。
主人公らはユダヤ教徒
本作の主人公たちは、ユダヤ教徒です。
友人の一人に息子が生まれ、オチ〇チンを切るような儀式をする場面があります。
あれ、一体何なのかというと、包茎手術のシーンなんです。
ユダヤ教は宗教的な理由から包茎を認めず、生後7日目に包茎手術を必ず行うことで有名ですが、なぜ、そこまで包茎の手術にこだわるのでしょうか? そこには、ユダヤ人という民族性と水に深く由来すると考えられます。
ユダヤ人はもともと砂漠の民族ですので、水は彼ら砂漠の民族としてのユダヤ人にとって生きて行く上で最も大切なものということだけではなく、「神聖」なものでした。
包茎の場合は恥垢が生じるため、その恥垢(汚れ)を神聖な水で洗い流すことになります。
https://www.men-o.com/subject/religion.html
このような行いは神への冒涜であり、神を汚すことになりますので、包茎手術を行い清潔な陰茎にすることを選んだと考えられます。
本作は結構ユダヤ教ネタが出てくるので、ある程度知っているとより楽しみやすいかもしれません。
ピーター・ファレリーはコメディ寄り?
『グリーンブック』で認知度の高いピーター・ファレリー監督ですが、元々コメディを得意とする監督なのです。
『メリーに首ったけ』、『ジム・キャリーはMr.ダマー』、『キングピン/ストライクへの道』、『愛しのローズマリー』、『ふたりの男とひとりの女』、『ふたりにクギづけ』、『2番目のキス』などを監督・脚本・製作しています。
もともとコメディが得意で、かつ『グリーンブック』のような感動大作も作れる。
そんな監督の最新作『ニッキー・スタニッキー』は笑って泣ける素晴らしい作品に仕上がっています。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『リッキー・スタニッキー』について解説しました。
笑って泣ける傑作です!架空の人物をでっちあげるというアイデアも面白い!
Amazon Prime Videoで観られるよ!
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