映画「ROOM」を鑑賞しました。
実話をもとにした作品。注目すべきポイントを解説します。
はじめに
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。yahoo映画より引用
結構重い映画です。見どころはこちら↓
ジェイコブ少年
「ジェイコブ・トレンブレイ」今最も注目すべき俳優の一人ではないかと思います。
今作では息子役を演じています。
「ワンダー」「グッドボーイズ」「ドクタースリープ」など、メッセージ性強めのものからコメディ、ホラーまで幅広くこなしています。
普通、コメディならコメディと、極端になりそうな印象ですが、彼は見事にバランスよく演じています。
今作も本当に素晴らしい。感情を爆発させる演技にドキッとします。
ロン毛も素敵です。
グランパの気持ち
ファーゴでディーラーを演じた「ウィリアム・H・メイシー」がジャックの祖父役で出演しています。
誘拐犯を誰よりも憎んでいるであろう彼の、孫への想いに注目しながらご覧ください。より複雑な心境で味わえます…。
肝となるのは事件のその後
この映画は、脱出してからのほうが、ストーリーとして長いです。
エスケープものといえば、普通は救われてハッピーエンドというパターンが多いですが、今作は違います。
悲惨な事件の被害者が、その後どういった日々をどんな気持ちで過ごすのか。ここに重きを置いています。
ちょっとニュースの見方が変わるかも。珍しくて勉強になる映画です。
ここから先はブログにて!恐ろしい事実を受け止める勇気のある方はご覧ください。
基となった事件はよりキツイ
「フリッツル事件」をご存知でしょうか。
2008年4月に42歳の女性エリーザベト・フリッツル(1966年4月6日生)がオーストリアのアムシュテッテンの警察に対し、彼女が24年間に渡って自宅の地下室に閉じ込められ、父のヨーゼフ・フリッツル(1935年4月9日生)から肉体的暴力、性的暴力を受け、何度も強姦されたと訴えたことから発覚した事件である。父親からの性的虐待によって、彼女は7人の子供を産み、1度流産した。日本では、「オーストリアの実娘監禁事件」また「恐怖の家事件」等として報じられた。Wikipediaより引用
「ROOM」は、フリッツル事件を基に書かれたエマ・ドナヒューの小説『部屋(英語版)』を原作としています。
何とも恐ろしい。映画よりも残虐な世界。目をそむけたくなりますね…。
最後のセリフは
ラストシーンは母ジョイの口パク、字幕なしで終わります。
こちらおそらく「Good-bye room」と言っているのではないでしょうか。
息子のリクエストを受け、事件現場に戻り、この口パクシーン。
事件から目を背けず、あったことを受け止めつつ、前に進む決意を表す。
そんなシーンだったように思いました。
最後までお読みいただきありがとうございます!
キツイですが、いい作品です。犬のシーンもよいです。
こちらの映画はAmazon Prime Videoで観ることができます↓
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