相撲界をぶっ壊す
Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』を鑑賞しました。
めちゃくちゃ面白くって、正月の暇な時間を利用して一気見してしまいました。止まりませんねぇ。これは。
ストーリーが面白いのはもちろんなんですが、実際の相撲界ってどんなものなのか、少なからずああいう事件はあるのか、違和感のないあのキャスティングは如何にして実現したのか、気になるポイントがたくさんありました。
ダニー
キャストとか相撲界にすっごく興味が出たよね!
bitotabi
そうだね!そこで、今回の記事では『サンクチュアリ -聖域-』のキャストやロケ地、実際の相撲界のルールや事件などを詳しくお伝えしていきます。
1. 作品概要
- タイトル: サンクチュアリ
- 年: 2023年
- 監督: 江口カン
- 脚本: 江口カン、金沢知樹
- キャスト: 一ノ瀬ワタル(猿桜役)、染谷将太(清水役)、忽那汐里(国嶋飛鳥役)
- あらすじ: 主人公の猿桜が困難を乗り越えながら相撲界で成長していく姿を描いた物語。現代の日本を舞台に、友情や家族愛、自己発見の旅が描かれています。
2. 映画制作について
- どうやってあんなに大きい人集めたの?: キャスティングディレクターは全国から適任の俳優を探し、特に相撲経験者や体格の良い俳優を選びました。オーディションを通じて、体格や演技力を評価し、最適なキャストを選出しました。また、相撲部屋やスポーツジムなどでスカウト活動も行い、リアリティを追求しました。現役力士も一部キャスティングに参加していますが、主に引退した力士や相撲経験者が多く起用されています。
- ロケ地の会場や稽古部屋は本物?: 多くのシーンは実際の相撲部屋や大会会場で撮影されました。リアリティを追求するために、本物の場所を使用しています。例えば、東京都板橋区の若木の家や、東京都世田谷区の東宝スタジオが使用されました。
- トレーニングは過酷だった?: 俳優たちは役作りのために厳しいトレーニングを受けました。相撲の基本技術や体力作りのために、元横綱の貴乃花親方が指導を担当し、約6ヶ月間の訓練を行いました。毎日数時間の稽古が行われ、俳優たちは本物の力士のような体格と技術を身につけました。
主要キャストの経歴
- 一ノ瀬ワタル: 元プロ格闘家で、幼い頃から格闘技を学び、タイでムエタイの修行を積んだ経験があります。そのため、彼の体格は非常に優れています。
- 住洋樹: 元力士で、飛翔富士広樹という四股名で活躍していました。彼は現役時代に193cm、250kgの体格を持ち、引退後もその体格を維持しています。
- 佳久創: 元ラグビー選手で、大学時代にはラグビー部のキャプテンを務めました。彼はその後、俳優に転身し、体格を活かした役柄で活躍しています。
3. 現実の各界と比較して
- 力士とSNSの問題って?: 力士がSNSを利用する際には、プライバシーや品格を守るためのルールが厳しく定められています。過去にはSNSでの発言が問題視されたケースもあります。例えば、2010年に力士の朝青龍がSNSで不適切な発言をしたことで問題となり、処分を受けました。
- 耳が取れた取組ってあったん?: 実際に耳が取れるような激しい取組は稀ですが、過去には耳を負傷するような激しい取組が報告されています。例えば、2018年の名古屋場所での取り組みで、力士の稀勢の里が耳を負傷し、耳介血腫(耳の中に血がたまる状態)を引き起こしました。
- 八百長問題もあったん?: 相撲界では過去に八百長問題が発覚し、大きなスキャンダルとなりました。2011年には、複数の力士が八百長に関与していたことが明らかになり、関与した力士や関係者は厳しい処罰を受けました。例えば、琴光喜が八百長に関与していたことが発覚し、引退を余儀なくされました。
- 品格を損なう行為で処罰を受けた力士は今までいた?: 品格を損なう行為で処罰を受けた力士もいます。例えば、2010年に暴力事件を起こした力士の朝青龍が処罰を受けました。彼は暴力事件を起こしたことで引退を余儀なくされました。
4. 相撲豆知識
- どすこいって?: 「どすこい」は相撲の掛け声で、力士が気合を入れるために使います。江戸時代に「どっこいしょ」と言っていたのが変化して「どすこい」になったと言われています。
- ごっちゃんって?: 「ごっちゃん」は「ごちそうさま」の略で、力士が食事の後に使う言葉です。さらに、稽古の後や試合の後に、先輩や師匠に対して感謝の意を示すためにも使われます。江戸時代の相撲部屋で「ごちそうさまでした」と言っていたのが短縮されて「ごっちゃん」になったとされています。
- タニマチって?: 「タニマチ」は力士を支援する後援者のことを指します。経済的な支援や精神的なサポートを行います。この言葉の由来は、大阪の谷町(たにまち)という地域にあります。江戸時代、大阪の谷町には多くの裕福な商人が住んでおり、彼らが相撲部屋や力士を経済的に支援していました。この地域の名前が転じて、力士を支援する後援者全般を「タニマチ」と呼ぶようになったと言われています。
- 切った髷ってどうするの?: 力士が引退する際に切った髷は、記念として保存されることが多いです。また、特別な儀式で使用されることもあります。特別な儀式とは「断髪式」と呼ばれ、力士の師匠や親方、後援者、友人、家族などが参加し、順番に髷を切っていきます。最後に、師匠が髷を完全に切り落とし、力士の現役生活が正式に終了します。
- 幕内力士になるのは、横綱になるのはどれだけ大変?: 幕内力士になるためには、厳しい稽古と試合での勝利が必要です。横綱になるためには、さらに高い技術と品格が求められます。長年の努力と実績が必要です。幕下以下、幕下、幕内のステップは以下の通りです。
幕下以下、幕下、幕内のステップ
- 幕下以下: 幕下以下は、序ノ口、序二段、三段目の3階級に分かれています。新弟子検査に合格した力士は、まず序ノ口からスタートします。各階級で一定の成績を収めることで、次の階級に昇進します。
- 幕下: 幕下は、幕下以下の階級をクリアした力士が昇進する階級です。幕下での成績が優秀な力士は、十両に昇進することができます。幕下での昇進条件は、通常4勝以上の成績を収めることです。
- 十両: 十両は、幕内の下位に位置する階級で、関取と呼ばれる力士が所属します。十両での成績が優秀な力士は、幕内に昇進することができます。
- 幕内: 幕内は、相撲界の最高位であり、さらに前頭、小結、関脇、大関、横綱の5階級に分かれています。幕内に昇進するためには、十両での成績が優秀である必要があります。特に横綱になるためには、大関としての成績が優秀であることが求められます。猿桜は最終的に幕内力士として活躍し、前頭の地位にまで昇進しました。(大関という説もあります)
横綱になるための具体的な条件
- 大関としての成績: 横綱になるためには、まず大関として安定した成績を収める必要があります。具体的には、大関として2場所連続で優勝するか、それに準ずる成績を収めることが求められます。
- 横綱審議委員会の推薦: 大関としての成績が優秀であると、横綱審議委員会が推薦を行います。この委員会は、相撲協会の理事会とは別に設置されており、横綱昇進の適否を審議します。
- 理事会の承認: 横綱審議委員会の推薦を受けた後、最終的に相撲協会の理事会で承認される必要があります。理事会の承認を得ることで、正式に横綱として認められます。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』のキャストや、現実の相撲界のルールや出来事について比較しながら解説しました。
bitotabi
すごく相撲を観に行きたくなりました。
ダニー
実際の相撲も同じくらいドラマチックだって、ミルクボーイの内海さんが言ってたよ!
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