信じるべきは、人か、ガジェットか。
「search #サーチ2」を劇場で鑑賞しました。
パソコンの画面上で物語が展開していく斬新なアイデアで注目され、スマッシュヒットを記録したサスペンススリラー「search サーチ」のシリーズ第2弾作品です。
前作との繋がりは特になく、全く新しいストーリーでした。
しかし、ストーリーの鮮やかさや、オンラインを巧みに使った仕掛けの見事さは今回も変わりません。
むしろ、前作よりも驚きやどんでん返し感は強かったかもしれません。
1よりも?それはすごいねぇ!
今回の記事では、「search #サーチ2」の見どころをネタバレなしでお伝えしていきます!
作品概要
ロサンゼルスから遠く離れた場所で行方不明になった母を探す<デジタルネイティブ世代>の高校生の娘ジューン。
作品公式サイトより引用
検索サイト、代行サービス、SNS…使い慣れたサイトやアプリを駆使し、捜索を試みる。
スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録──
人々の行動・生活がデジタルで記録される時代、母は簡単にみつかるはずだった──
事故なのか事件なのか? 不可解な出来事はSNSで拡散され、国境を越えて大きなトレンドになっていく──
BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューン──
そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への入り口だった──。
まずは監督について紹介しましょう!
監督は前作から続投
監督、脚本は、ウィル・メリックとニック・ジョンソンです。
前作「search」も二人で作っています。
「search」も、パソコンやスマホの画面上を映す斬新な手法に加え、思いもよらないストーリーテリングがお見事でした。
また、お二人が手掛けた作品に「RUN」というものがございます。
車椅子で家からほとんど出られない少女のお話なのですが、この作品もまた、驚くようなストーリー展開です。
そんな両監督が手掛ける最新作「search #サーチ2」も間違いなくあなたの予想だにしない展開で楽しませてくれることでしょう。
私はそうでした。
デジタルネイティブ世代
映画のあらすじにもある”デジタルネイティブ”というワード。
これは、1990年代~2000年代に生まれた人を指しており、生まれた時からインターネットがある暮らしが当然となっていた世代を表す言葉です。
20代前半やティーンエイジャーは、物心ついたときに、スマホすら自分の身近にありました。
スマホが世間に及ぼした影響の大きさは、30代以降の人は重々感じてるはずです。
電車で本や新聞を読む風景がなくなり、各家庭から電話がなくなり、音楽のイントロがなくなり。
SNSで商売や文化が生まれ、誰でも即座にインターネットにアクセスできる環境が生まれました。
本当に生活が大きく変わりましたよね。
しかし、”デジタルネイティブ”にとっては、この環境が生まれた時からあった当たり前の風景です。
そりゃもう価値観も、慣れ方も全然違うわけですね。
スマホ普及以前をしる人にとっては、デジタル機器への過干渉を、よく思わない人もおられるかもしれません。
しかし、「search #サーチ2」では、主人公の少女が、巧みにスマホやノートPCを使用することで、事件の解明に繋がることがたくさん出てきます。
きっと価値観が変わるはずです。
ここに注目!
「search #サーチ2」の舞台はロサンゼルスです。
ロサンゼルスの若者が、どういったアプリやサイトを使用しているのかが、「search #サーチ2」を観ると非常によく分かります。
InstagramやTikTok、facebook、Twitterなどは、日本とも変わりません。
しかし、日本でいうlineのようなメッセージや通話では何を使っているのか。
他にはどのようなSNSが流行っているのか。
Siriは使われているのか。
車文化であるアメリカで、Uberはどれほど身近なものであるのか。
などなど、アメリカの暮らしをリアルに感じることができますよ。
オフラインでの対話
今作では、親子愛も一つのテーマとなっています。
そっけない態度で、母親に接していたばかりに、いなくなってからたまらなく後悔してしまうシーンが度々観られました。
オンラインでのやりとりも大切ですが、やはり、親子といえど、オフラインで感謝や尊敬の気持ちを伝えることもとっても大切なんだなと思うことができました。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「search #サーチ2」の見どころをネタバレなしで解説しました!
ジェットコースターのように、上下し、回転するような見事なストーリー展開です。
ぜひご鑑賞ください!
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