大好きな映画『シャイニング』
怖~いホラー映画として有名ですが、キューブリック監督のこだわりぬいたカットや音楽の美しさもまたたまらない本作。
セリフで多くを語る映画ではないので、様々な考察をされる映画なんです。
今回も不思議なワンシーンについてお伝えします。
考察サイトもいっぱいあるよね。
最も議論されるシーンかもしれません。
そのシーンがこちら!
ジャックがおかしくなり始めたから、ウエンディがジャックをバットで殴り、気絶させている隙に倉庫に閉じ込めた場面ですね。
このシーン、この後が奇妙なんですよ。
ご存じの通り、この後ジャックは、この倉庫から出ることに成功し、ウエンディやダニーに襲い掛かります。
ただ、ドアはとっても頑丈な上に、鍵までかかっていたんですよね。
一体、倉庫のドアを誰が開けたのでしょう?
容疑者は3人。
「ダニー」「ウエンディ」「グレイディ(またはその他のゴースト)」
『シャイニング』は、まず大前提として、幽霊ものなのか、サイコスリラーものなのか、はっきり分からないんです。
小説版は明らかに幽霊のような怪異が登場するし、ダニーの超能力も活躍するので、間違いなく幽霊が存在するという前提で書かれています。
しかし、映画版は、雪山という孤立した環境でジャックや家族の精神が参ってしまっただけだととらえることもできるんですよね。
他のどのシーンも、精神錯乱で片づけてしまえるんです。
しかし、このシーンは別。ジャックが出てきちゃっているという事実があるので。
で、もし、幽霊の仕業だとするならば、「グレイディ」やその他のゴーストがジャックを解放するために開けたと考えてまちがいないでしょう。
やっぱり幽霊や怪異はないものとして考えるならば、「ウエンディ」が不安と恐怖に耐えきれなかったorウエンディ自身もかなりおかしくなっていたという理由で開けてしまった。
もしくは「ダニー」が父親が心配で開けてしまった。
のどっちかになるんですよね。
もう、キューブリック監督に聞くことができないので、真意は分からないんですけど。
この謎を残したままにするところが、キューブリック監督のすごいところであり、ロマンなのかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!
ちなみにこのシーンは、こんな風にして撮られたんですよ。
すごいや。
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