悪魔の存在を立証する闘い

映画「死霊館 悪魔のせいなら、無罪」を鑑賞。

ジェームズ・ワンの人気シリーズの最新作ですね。

2021年に公開された作品で、先日Amazon Prime Videoに観放題追加されました。

　本作は、心霊研究家のウォーレン夫妻が、悪魔の存在を立証することで、青年の無罪を勝ち取るべく、法廷で闘うという要素が含まれています。こういった、悪魔祓い系の作品って、悪魔ありき、悪魔祓いありきで進んでいくことが多いので、切り口としては面白いですよね。「法廷で、神に誓うということは、神の存在は信じているってことだ。それならば、そろそろ悪魔の存在が認められてもいいだろう」というセリフが面白いです。

　また、本作は実際の出来事を基にしている点が面白いポイントです。ウォーレン夫妻は実在する人物で、これまでたくさんの事件に立ち会っています。呪物のコレクターでもあり、今なお史料館にはあのアナベル人形が存在するのです。（本作でも最後にちらっと出てきます）実際の事件のテープや、写真をエンドロールで観ることができるので、最後まで見逃し厳禁です。正直、ここが一番の見どころです。

　

　本作は、いつもの悪魔祓いとは少し様子が違いました。悪魔から名前を聞き出して祓うような流れとは違います。何者かが、悪魔を呼び出したり、人に呪いをかけたりしており、その原因を追究するようなストーリーになっています。そのため、サスペンスドラマとしてかなり見ごたえがあります。

　さらに特筆すべきポイントは、夫婦の絆を強く描いている点でしょう。これまでの作品とは大きく違い、夫婦の会話や触れ合いがかなり多め。ウォーレン夫妻が信じあい、愛しあっていることがわかる描写をたくさん観ることができました。最後に愛は勝つって感じです。

最後までお読みいただきありがとうございます！

「死霊館悪魔のせいなら、無罪」について解説しました。

　

　

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