シャイニングとの共通点を解説します。
ホラー映画好きなら少し感じたシャイニングの風味を共有しましょう!
なるべくソーホーの内容はわからないようにします。
はじめに
「シャイニング」はスティーブンキング原作、スタンリーキューブリック監督の超名作ホラーです。
ジャックニコルソンの怪演と、恐ろしく美しい映像美、そして多くを語らないことで深まる考察を楽しめる映画です。
「ラストナイトインソーホー」はエドガーライト監督の最新作、2021年公開の映画です。60年代ロンドンを愛する少女が現代と60年代のロンドンを行き交うサスペンスホラーです。
こちら、同監督の前作「ベイビードライバー」が面白すぎたので、多分その感動を超えることは難しいだろうと思っていましたがとんでもなかった。めっちゃ面白いです。
私なりに、エドガーライト監督はおそらく「シャイニング」へのオマージュをこの映画に込めているのではないかと思います。
そんな2つの名作の共通点を紹介していきましょう!以下、ネタバレ注意です!
結論
・鏡を軸にしたストーリー展開
・終盤扉のシーン
・限られた空間で起こるドラマ
・〇〇がすぐやられる
・〇〇による決着
・鏡を軸にしたストーリー展開
ソーホーでもシャイニングでも、鏡が重要な役割を担っています。
あまりにも有名なシーン「REDRUM」ですね。
・終盤扉のシーン
ソーホーでは一瞬ですが、扉を破壊して中に入るシーンがあります。
これもシャイニングのDVDジャケットになるほどメジャーなシーンです。
・限られた空間で起こるドラマ
シャイニングではホテルの中という閉鎖された空間のドラマであることがポイントです。
ソーホーでもロンドン町の一角で起こる出来事である点が非常に似ています。
・黒人がすぐやられる
映画シャイニングでハロランがすぐやられるのは有名なところ。
このシーンもよく似ていますよ。ソーホーに登場する黒人俳優に注目。
・火事による決着
映画シャイニングは原作および続編の「ドクタースリープ」では火事によって決着します。
ソーホーのラストはまるでシャイニング原作を映像で観たかのような気分になります。
キングとキューブリックの不仲に対するメッセージというか、軋轢を成仏させるというか、皮肉っぽくもあるというか…
一番強い思いがこもっているような気がしてなりません。
最後までお読みいただきありがとうございます!
エドガーライトの思いがたっぷり詰まっていることがわかったと思います。
次にエドガーライトが宇宙ものか歴史もの、社会風刺ものを撮ったらもうたまらんですね。
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コメント
キングがキューブリックと「シャイニング」を撮り終えた時、キングは” こんなのシャイニングじゃないって” 言ってましたからキングはシャイニングだと認めてないです。
唯一認めた原作を元にした映画は”キャリー””、ミスト”。
Yさま
コメントありがとうございます!
キャリーとミストは認められているのですね。
勉強になります。
もっとたくさんキングの小説を読んでいこうと思います!!
今後とも宜しくお願いいたします。