“ずっと自分のこの性格から逃げていたんだ”
“どうしてオレ達ああいう連中と違うんだろう”
漫画「さくらの唄」を読んだ感想です。
結論
①清涼感の上巻とスリルの下巻
下巻はかなり重い
②青春の葛藤が好きな人にはオススメ
③自分らしさや、やりがいに向き合う勇気をもらえる作品
それでは解説していきましょう!
はじめに
「さくらの唄」は1990年から1991年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載された安達哲の漫画作品。
単行本3巻は絶版となっていますが、文庫版で上下巻として販売中です。
人の視線が気になりすぎる、絵の得意な高校生、市ノ瀬 利彦(いちのせ としひこ)の青春と葛藤を描いた作品です。
それでは解説していきましょう!↓↓↓↓↓↓↓↓
①清涼感の上巻とスリルの下巻 下巻はかなり重い
上巻は非常に前向きで、ポジティブな気持ち、『自分も高校生の頃こうだったな』とノスタルジックで心地よい気持ちで読めます。
しかし、下巻は結構キツイ。性的描写や、社会の悪が強めに描かれます。ハードな内容が苦手な方はご注意を。
しかし、最後まで読めば救われる内容ではあるのでご安心を。
②青春の葛藤が好きな人にはオススメ
主人公の若さゆえの悩みを俯瞰して読めるのは面白かったです。
私は暗い部分のある主人公にかなり共感できました。
学生時代の悩みや心の動きを今でも覚えている人には共感を。
忘れかけている人には追憶の体験をくれるでしょう。
友達に映画の編集作業を押し付けるシーンがあるのですが、なにかグッときましたね。友達との別れや、グループを乗り換えるような葛藤は私にもあったような気がします。
③自分らしさや、やりがいに向き合う勇気をもらえる作品
一見重々しく、おどろおどろしい描写も多い今作ですが、伝えたいテーマは主人公利彦の選択や、ヒロインの最後のセリフ
「最初から自分信じてやってればよかったのよ」
に込められているのではないかと思います。
自分の行動の指針はどの欲望や信念に従うべきか。見つめなおすことができました。
最後までお読みいただきありがとうございます!
重めの漫画や映画もたまにはいいものです。↓これも心が動きました。
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