2か国留学して感じたことをまとめておこうと思います。
私は現在、英語を勉強しています。18歳頃に一度本格的に勉強し、それまで一度短期留学もしたんですが、社会人になってから忙しさととある事情で英語学習から離れてしまい、すっかり英語力を失ってしまいました。
今年から本格的に英語を学び直そうと、まずは語学学校へ行ってしまおう。そう思い至ったのであります。
仕事で必要とかそういうのは一切なく、映画や洋楽をより楽しみやいという思いで英語を学んでいます。
翻訳家のフィルターを通さずに、映画のセリフを知りたい。字幕を読まず画面全体で映画を楽しみたい。そんな思いを持ってます。
というわけで、フィリピンとオーストラリアの両方で、留学を経験してきました。
始めはフィリピンだけで終わる予定だったんですが、フィリピン滞在中に出会った人にオーストラリアを強くお勧めされたので、観光と合わせて留学もしてきたって感じです。
さて、それでは本題に参りましょう。留学を検討しているあなた。
フィリピン留学とオーストラリア留学どっちにしようか迷っている人、結構多いのではないでしょうか。
フィリピンの英語って大丈夫?オーストラリアって治安はどうなの?
などなど、様々な疑問がありますよね。
今回私が経験に基づいて、両方の国のメリットデメリット、こんな人におすすめなど、紹介していこうと思います。
英語を身につけるなら
まず一番肝心なポイント、英語を身に着けるならどちらがいいかをお伝えします。
これは、結論から言うとフィリピンです。
なぜなら、レッスンの密度が断然違います。
フィリピンでは基本8時間以上みっちりレッスンがあって、かつマンツーマンレッスンがその内の半分くらいあるんです。
グループレッスンに関しても、私が行った学校は4人か多くて8人というものでした。
反対に、オーストラリアは4時間くらい。
しかも15人くらいのグループです。
もし、先生の授業がいまいちだったら、ぶっちゃけ壊滅的です。
ですので、本気で英語力だけを目指すなら、フィリピンがいいと思います。
ちなみに、フィリピンの英語ってクセとか強そうだけど大丈夫?
と、お思いなる方が多いかもしれませんが、そこは大丈夫です。
例えば、あなたが日本で日本語を教える先生になったと仮定してください。
もしあなたが普段方言を話す方でも、外国人が知識・教養として日本語を身に着けに来ているのであれば、標準語を丁寧に教えますよね。
だから、英語教師として働いている先生に関しては何も問題ありません。
フィリピンでは英語の曲を歌ったり、字幕なしで英語の映画が放映されていたりするほど、彼らにとって英語は身近な存在です。
なので、そのあたりに疑問を抱いている方は、どうかご安心ください。
ていうか、オーストラリア英語の方が、クセは強いかもしれません笑
結構街中で何言っているか分かんない事多かったですよ。
でも、先生の英語はめちゃくちゃ分かりやすかったので、どっちも一緒だと思います。
オーストラリアの留学について
オーストラリアのメリット
オーストラリア留学最大のメリットは、やはりワーキングホリデーや就労ビザなどで、働けることでしょう。
海外で働く経験、そして何よりそれ自体が英語の実践になる。
これはオーストラリア留学最大の強みですね。しかも時給がかなり高い。最低賃金が2,230円ですから。
しかしながら、20代のうちしかできません。30歳以上の人はワーホリを活用できないのでご注意を。
あと、ヨーロッパの人や中南米の生徒が多く、そのあたりの人と友だちになるチャンスがあります。
また、街中もブロンドヘアーや映画で観るような白人系の人がたくさんいるので、そういう文化に憧れが強い人は楽しみやすいかもしれません。
音楽なんかも、洋楽がそこかしこでかかっているので、洋楽好きも楽しみやすいかもしれませんね。
また、オーストラリアには珍しい野生動物がたくさん住んでいます。
週末に計画して遠出すれば、コアラやペンギン、カンガルーなどを見られますよ。
暮らしやすさも見逃せない魅力です。
インフラが日本と変わらないレベルで整っていることは素晴らしいですね。
なんだったら、水道水は日本より美味しいです。私はオーストラリアでは水道水ばかり飲んでしました。そこらに給水所があって、たくさんの人が汲んでます。
オーストラリアのデメリット
オーストラリアのデメリットは、日本人にとって物価が高すぎるという点ですね。(2024年11月現在 1豪ドル=約100円)
ものによりますが、3倍・4倍くらいすることを覚悟しておきましょう。
ちょっとカフェランチでパスタとドリンクなんか頼もうもんなら、余裕で20~30ドルします。
カジュアルなレストランでも1ピン20ドル以上からなんて普通です。
交際費はそうとうかかることを覚悟しておきましょう。
また、家賃も高いです。1週間で300ドルとかします。
私が留学地に選んだメルボルンは交通費もえげつない高さでした。毎日使ってたら1日1000円くらいなくなります
もちろん、授業料も高いです。
あと、カンガルーはその辺にはいません。会うべくして会わねばならないんです。留学校があるエリアは都会なので、カンガルーもワラビーもエミューもいないです笑 鳥ばっかりです。
最後に、若干アジア人を差別する人が一定数います。街中にも学校にも。
だから、総括するとカッコいい場所にいるんだなあという感慨にふけりつつ、金銭面やナショナリズムの面で、ちょっと惨めな思いもしてしまうかもしれません。
フィリピンの留学について
フィリピンのメリット
フィリピン留学最大の魅力は、授業の質の高さです。
マンツーマンで、英語を話す機会をこれでもかというほど設けられるので、ハッキリ言って誰でも英語力伸ばせます。
こんなにみっちり英語力を磨けるのは、おそらくフィリピン留学ただ一つ。
かつ、留学費用が安い。
授業料も滞在費もオーストラリアに比べると格段に安いです。
物価も日本と同じか安いことがほとんどですので、気兼ねなく遊びに行けますよ。
特にタクシーやバイクタクシー、ジプニーなんかはめちゃくちゃ安いので使いやすいです。
アジア人の友だちがたっくさんできることも魅力の一つですね。
台湾・韓国を中心に、タイ・ベトナム・中国などから生徒がたくさん集まります。
学校も寮であることがほとんどだったり、授業も少人数なので、かなり密接に関わることができます。
親友レベルの友情が芽生えるはずです。
先生も同様ですね。1対1の授業なんて特にお互いのことをたくさん知ることができるので、仲は相当に深まります。
フィリピンのデメリット
フィリピンは日本と比べてインフラが整っていません。
特に水道水は飲むためのものではないのでご注意を。敏感肌の人はお化粧なんかの際には特に注意が必要です。
あと、衛生面もウィークポイントです。街中は日本やオーストラリアのようにキレイではありません。
レストランやホテルにゴキブリがいるのも珍しいことではありません。
なので、キレイ好きの人は注意が必要。
それに伴い、治安もよくはありません。マニラもセブも。
一人で歩く時はそれなりに警戒しながら歩きましょう。
私は大阪の難波や西成に慣れているので、これらはそんなにマイナスではなかったですが。
オーストラリアそれぞれの都市の特徴
私はオーストラリアのメルボルン、シドニー、ゴールドコースト、ブリスベンに滞在しました。
シドニー、ゴールドコースト、ブリスベンはどこも11月には海で泳げるくらい暖かかったですが、メルボルンはめちゃくちゃ寒かったです。
ダウンが必要なくらい寒い日もありました。
物価はどこもさして変わりません。
でも、暖かさや海遊びを求めてオーストラリアにいくなら、メルボルン以外がおすすめ。
逆に、都会的な暮らしやアート、コーヒー文化が好きならメルボルンは最高。
留学エージェントなんかに、メルボルンとブリスベンを似たような感じで伝えられることが多いですが、メルボルンだけは、かなり特殊だと思いましょう。
単に住んだり遊んだりするだけなら、私のおすすめはシドニーです。
中心地からでも、ちょっとバスに乗れば、ビーチでサーフィンできますからね。
都会とリゾート、どっちも味わえます。
フィリピンそれぞれの都市の特徴
フィリピンでは、マニラとセブが大きな選択肢ですよね。
マニラは超都会ですが、それだけ危険度も増します。
そして、セブもめちゃくちゃ都会です。かつリゾートへのアクセスがそれなりにいい。
でも、どっちもきれいなビーチで遊ぶのは、終末だけの遊びになるでしょう。あれって、学校からちょっと行けば行けるような場所じゃなくって、泊りがけでいくような場所なんですよ。
なので、私のオススメはセブです。圧倒的に祝日のお出かけがいがあります。
あなたにとっておすすめは…
さて、ここから先、「オーストラリアはこんな人におすすめ」「フィリピンはこんな人におすすめ」に関しては、さらに深堀してぶっちゃけた内容になります。
やはり、それなりの期間留学するとなると、恋愛事情も気になるところだと思いますので、そのあたりもしっかりお伝えしていきます。
オーストラリアはこんな人におすすめ
オーストラリア留学に向いている人は、
①海外で働いてみたい人(29歳以下)
②金銭的に余裕がある人
③英語力がそれなりにある人
④ある程度図太さを持っている人
⑤外国人に憧れる女性
こんなところでしょうか。①と②に関しては上述の通り。
③は英語力があったら、堂々と生活できるからですね。一部差別的な人もいるオージーと渡り合っていくには、せめて英語はできないといけないかなって感じ。④のように図太さやタフネスを持っている人は平気かもしれませんが。
あと、ぶっちゃけ日本人男性はモテません。オージーにもヨーロピアンにもです。
その反面、日本人女性は結構モテます。もちろん人にもよりますが相対的に日本人の女の子は外国人に優しいし、何よりガードが下がっていることをどの国の男性も知ってるんですね。だから結構寄ってきますよ。もし、外国人と甘い恋や大人の関係を結びたいと思ってる女性は、オーストラリアは楽しみやすいと思います、でも、そうじゃない人は、そのあたりにちょっと警戒してもいいかも。
男性諸君は、オージーやヨーロピアンと良い感じになりたいなら、とにかく英語力は必須。しかし希望を捨てるなかれ。いやちょっと間に合わないよって人も大丈夫。留学生や滞在者の中の、アジア系の人や、中南米の人は、日本男性好きも結構います。
フィリピンはこんな人におすすめ
フィリピンがおすすめな人は、
①英語力をとにかく伸ばしたい
②外国人の友だちがほしい(アジア系でもOK)
③ビーチやリゾート遊びが好き
④心身ともにタフ
⑤アジア文化も学びたい
①のとにかく英語を学ぶことにだけ集中したい人には本当におすすめ。衛生面とかがキツくても、まずフィリピンに数ヶ月いっておくのはかなりいい学び方だと思います。
しかしながら、④に関して、健康面で疾患のある人はあまりおすすめできません。なぜなら、めちゃくちゃ暑い上に、町中の空気がかなり悪いから。学校でも風邪とか流行りまくってました。相当健康な私でも一度高熱でましたよ。エアコンとかも嫌なにおいするときありますしね。
フィリピンではバイトをする機会はないですし、多分時間的余裕もありません。とにかく優先事項が英語力を伸ばすこと。そんな人にはおすすめ。
あと、リゾート系の過ごし方や、ダイビングが好きな人にとって、セブは最高。毎週末忙しくなっちゃうかもですね。
また、台湾、中国、韓国あたりの人とかなり仲良くなれるので、お互いの文化を学ぶことができます。
韓国ドラマやKポップが好きな女性は若い韓国人と恋愛することも簡単ですよ。
そして、オーストラリアでは辛酸を舐めるであろう男性諸君、フィリピンなら結構モテます。日本人は金持ちだと思われてるから。でも、日本人はかつてフィリピンで悪い事をした歴史があるから、一定数日本人嫌いがいることも覚えておきましょう。その辺を知らない人は絶対に調べてから行ってください。また、中国人も日本嫌いが結構います。その他の国の人は、オーストラリアと同様。むしろ、韓国人や台湾人とは仲良くなりやすいです。
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
総括すると、若くてある程度英語力がある人は、オーストラリアを楽しみやすいと言えるでしょう。あと、現地で働いてみたい人にも向いてます。
一方フィリピンは、ある程度年齢を重ねていても楽しく留学しやすいです。現地で稼げないけど、その分物価や治療費は安いです。特に授業以外の交際が無くても、学校の授業だけで伸びる可能性だって十分にあります。
最近、フィリピンに行って最低限の英語スキルを身に着けてから、オーストラリアやカナダに行くスタイルが流行っています。これは、どちらにも半年ずつくらいかけられるなら、めちゃくちゃ有効だと思います。オーストラリアで働くなら、あんまり少ない滞在だと雇ってもらえませんからね。
それぞれの国の人やそこに集まる人についてもたくさん言及しましたが、とにかく、どの国の人に対しても、絶対に敬意を払わなくてはいけません。日本人ってだけて偉いんだと勘違いしないように。あなたが日本人として生まれたのは、ただの運です。特にフィリピンにおいて、日本人留学生の中には、割とそういう勘違いをして横柄で下品な態度をとる人がいます。そういう人たちの分も、明るさと楽しさと国際理解力の高い多様な留学生になっていきましょうね。それが、自分の為にもなるし、海外での過ごしやすさにも、繋がりますから。
人柄や真心、謙虚さや丁寧な行動こそが、コミュニケーション最大のカギだと私は信じています。もしこれから留学に行かれる方はぜひ『ターミナル』を観てください。私の言いたいことがよく分かると思います。
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