映画『落下の解剖学』、凄まじい作品でしたね。
あの映画を観て、法廷や裁判に関する映画に興味が湧きました。
そこで、今回の記事では、『落下の解剖学』を観た人にも、これから観る人にもオススメの3本を紹介します!
『落下の解剖学』が苦手だった人向けの番外編も!
真実
最も勧めたい作品がこちら、『真実』です。
『恐怖の報酬』のアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督作ですね。
ジュスティーヌ・トリエ監督は、『落下の解剖学』を作るにあたって、本作をかなり意識しています。
ブリジット・バルドー演じる主人公が殺人罪で裁判にかけられ、果てには独房で自殺するという役を演じています。
そして恐ろしいことに、ブリジット・バルドーは、実生活でも相手役のサミー・フレーとの不倫が原因でノイローゼになり、自殺未遂を起こしているんです。
『落下の解剖学』もまた、監督夫婦がどちらも脚本を生業にする物書きであるという点が、映画と現実で重なっています。
映画と現実世界が密接にかかわっているという点も、『真実』と『落下の解剖学』は非常に近いんです。
十二人の怒れる男
ワンシチュエーション、密室劇の金字塔ですね。
法廷を扱う映画を語る上で、この作品は絶対に外せないでしょう。
1957年度の第7回ベルリン国際映画祭金熊賞と国際カトリック映画事務局賞を受賞した傑作で、さらに同年度のアカデミー賞で作品賞を含む3部門にノミネートされています。
『エクソシスト』でキンダーマン警部を演じたリー・J・コッブがいい味を出しています。
ナイフのシーンや、俺の話を聞いてくれというシーンは鳥肌もの。
『十二人の怒れる男』も、『落下の解剖学』と同じで、決着は着くものの真実は分からないんです。
でも、だからこそ面白い。それでもいいじゃん。って思えます。
推定無罪
ハリソン・フォード主演のミステリーです。検事役を演じています。
自分が浮気していた同僚の女性が殺害され、事件の担当となるんですが、いくつかの証拠により自分が犯人であると疑われてしまうというお話。
ミステリーとしてもかなり面白いんですが、『落下の解剖学』や『十二人の怒れる男』のような証拠不十分だけど無罪でしょっていうパターン、つまり推定無罪について、よく意味が分かるのでオススメです。
番外編:凶悪
『凶悪』は『落下の解剖学』が楽しみ切れなかった人には特にオススメしたい作品です。
裁判や法廷の要素はそこまで強くないので番外編とします。
留置場の面会室で、事件についてインタビューし、様々な恐ろしい事実が明らかになっていくという構成です。
映画の大半が回想シーンで構成されるという点は、『落下の解剖学』とよく似ていますが、大きく違うのは『凶悪』は真相がハッキリと明らかになるということ。
モヤっとして終わるのが苦手な人はぜひ。
そういった観点でいうと、『メメント』あたりもオススメです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
裁判もの、法廷もので、おすすめの映画を紹介しました。
どの作品もとっても面白いので、ぜひご鑑賞ください👍
裁判を観に行きたくなっちゃうかも!
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