「ウルトラセブン 4K特別上映」をTOHOシネマズ難波で鑑賞しました。
実はウルトラセブンの鑑賞は初めてです。
実は私、ちょうどオンタイムではウルトラマンシリーズがやってなかった世代なのです🥲
しかし、シン・ウルトラマンや庵野秀明展で感銘を受け、ウルトラマンや特撮への憧れの気持ちは大変膨らんでいます!
だから映画館で観ることができてとても嬉しい!
シリーズの中でも、カルト的な人気を誇るウルトラセブン。
今回の記事では、その劇場公開作品のレポートをさせていただきます!
隊員に注目
まずは、ウルトラ警備隊の隊員について解説します。
ウルトラマンを観た時も思いましたが、隊員が非常に個性的でした。
古谷敏さんが隊員で
初期ウルトラマンで、スーツアクターを務めた古谷敏さんが、アマギ隊員として出演していることに、とても驚きました。
登場は多いものの、特にアクションシーンがあるわけでは無かったです。
石井 伊吉(毒蝮三太夫)さんも
石井 伊吉さんも、ウルトラマンに続いて、隊員として出演していました。
人物は別のようでしたし、射撃が上手い設定もなさそうでした。
しかし、ダン隊員との距離は近い、よき理解者的ないい隊員を演じていました。
アンヌ隊員の髪型が素敵
ひし美ゆり子さん演じる、アンヌ隊員。
非常に可愛らしいルックスをしています。
今観ても、古い感じがしないです。
また、髪型が話ごとに変わっているのが、とても印象的でした。
次はどんな髪型だろうとワクワクしながら鑑賞できました♬
社会的なメッセージ強め
ゴジラに観られるような、その時の情勢に応じた、社会的なメッセージが強く込められていたように思います。
第7話「宇宙囚人303」
このお話では、異星人がガソリンを飲むシーンがあり、結果的にそれが要因で自滅してしまいます。
1960年代といえば、石炭から石油へとエネルギーが移行する、いわゆる「エネルギー革命時代」です。
石油が要因となる事件や争いは頻発していた時代でもあり、そのあたりのメッセージが込められているのではないでしょうか。
第26話「超兵器R1号」
こちらのお話はかなりストレートに、核反対のメッセージが込められています。
星間の争いの牽制手段として、「超兵器R1号」を開発した人類。
これに対し、ダン隊員は異論を唱えます。
1960年代は、冷戦期の真っ只中。
核兵器廃絶の交渉はなかなか進まず、1960年代に入って、新たにフランスや中国も核実験を開始し、非常に不安定な世の中でした。
アニメと同じように、自衛のために核を保有することは間違ったことではないと考える人が多数いたことは間違いないです。
しかし、果たしてそれは正しいことなのか…。
大きなテーマにメスを入れる名話ですね。
第37話「盗まれたウルトラ・アイ」
こちらの話では、ウルトラセブンの変身アイテム「ウルトラアイ」を盗むため、潜入活動をする宇宙人が登場します。
見た目は地球人と同じで、可愛い女の子タイプの宇宙人です。
結果的に、彼女は、自分の星の宇宙人から見捨てられてしまいます。
そこへダン隊員が、
「この星で暮らすことはできないのか」
と問いかけます。
これは、アメリカの公民権運動への問いかけでもあるように思われます。
1960年代に入ると、それまで従属的だった、アフリカ系米国人、アメリカ先住民、女性、「新移民」の白人少数派の子孫、そしてラテン系米国人などが立ち上がり、権利を主張し始めます。
移民の国アメリカで起こるムーブメントへのメッセージがこもったお話でした。
そういえば、若者の踊り場のようなシーンも登場しますね。
第48・49話「史上最大の侵略」
こちらはウルトラセブンの最終話になります。
最後の敵である「怪獣パンドン」。
見た目が、大阪名物「紅しょうがの串カツ」にそっくりです。
1968年は阪神タイガースが優勝を噂されるほど強力でした。
江夏豊をはじめジーン・バッキーや村山実、若生智男、前年最優秀防御率の権藤正利が控えるなど盤石でチームは優勝が期待された年です。(結果はリーグ2位でした)
そんな阪神タイガースを恐れて、大阪名物そっくりの怪獣をやっつけたのかもしれません…。
冗談です。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ウルトラセブン 4K特別上映」の感想と、込められたメッセージについて解説しました!
熱い作品ですね…。グッときました。
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