茶髪金髪にもキチンと理由が…『唄う六人の女』

クライム・サスペンス映画

ここに連れてこられた理由は何だ?

映画『唄う六人の女』を鑑賞しました。

本作は、『オー!まいきー!』を監督した石橋義正監督の作品です。

深夜によく観ましたねあのドラマ。

ダニー
ダニー

変な映画であることは間違いなさそうだね笑

bitotabi
bitotabi

今回の記事では、謎に包まれた映画『唄う六人の女』の見どころを解説していきます!

ある日突然、40年以上も会っていない父親の訃報が入り、父が遺した山を売るために生家に戻った萱島(竹野内豊)と、その土地を買いに来た開発業者の下請けの宇和島 (山田孝之) 。契約の手続きを終え、人里離れた山道を車で帰っている途中に、二人は事故に遭い気を失ってしまう……。目を覚ますと、男たちは体を縄で縛られ身動きができない。そんな彼らの前に現われたのは、この森に暮らす美しい六人の女たち。何を聞いても一切答えのない彼女たちは、彼らの前で奇妙な振る舞いを続ける。異様な地に迷い込んでしまった男たちは、この場所からの脱走を図るが……。

映画『唄う六人の女』公式サイトより引用

豪華キャスト

主演は、竹野内豊と山田孝之。

そして、タイトルにもなっている、主人公二人を取り巻く“六人の女”を演じるのは、水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈と多彩な面々です。

妖艶な魅力がたまりませんよ。

 



さらに、竹中直人、白川和子、津田寛治らの実力派が脇を固めます。

竹中直人さんをスクリーンで観るのは久しぶりな気がします。

自然に宿る神々

本作で登場する六人の女性は、かなり個性的な魅力を持っています。

田舎の山奥なのに、茶髪だったり金髪だったり。

でも、それにはちゃんと理由があるんです。

監督はインタビューにこう答えています。

日本人の美意識は自然から作られていることは、幼い頃から教わってきました。そして目に見えない身の周りに様々な生命が宿っているという感覚は常にあり、それはみんなも持っていることだと思っています。この映画がそのような感覚を取り戻してもらうひとつのきっかけになればと思います。

https://www.crank-in.net/interview/136042/2
bitotabi
bitotabi

なるほど、自然の美しさをもってして、日本人の美意識は形成されているというわけですね。

また、六人の正体について、このようにも答えています。

自然界を全ては網羅できないですが、生態系を6種類に分けて、その象徴たるものを六人の女たちのモチーフとして選んでいます。映画の中に芦生の森で撮影したカツラやトチの大木が出てきますが、彼女たちとその大木が繋がっているような形を想定していて、この地球の生命のサークルを象徴的に6という数字に込めています。

https://www.crank-in.net/interview/136042/2

六人の正体は、エンドロールで明らかになりますので、ぜひご注目ください!

エンディングをどうとらえるか

この映画では、そんな不思議な存在である六人の女のもとへ、萱島と宇和島という二人の男が迷い込みます。

始めは互いに協力していますが、だんだんとその様子は変わっていきます。

二人が向かえるラストは、人間が自然に対してとる行動の結果とも言えますのでぜひご自身の目でお確かめください!

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『唄う六人の女』の解説をお届けしました。

bitotabi
bitotabi

自然に対する考えと、向き合うきっかけになる作品です。

ダニー
ダニー

自然や女性の美しさにうっとりしちゃうよ。

 

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