映画と読書、どちらが知識をインプットしたり、物語を楽しんだりするのに適しているかを考えてみようと思います。
当ブログは映画で学ぼうというテーマのブログですので、もちろん映画が学びの可能性を持っているということを前提に。
映画ってどうしても、エンタメとしての側面が強いですからね。

確かに、読書は勉強感が強いけど、映画は娯楽って感じだもんね。

娯楽として楽しむのも、勿論一つの映画鑑賞のスタイルとして正しいと思います。しかし、中には、その作品を通じて、人生が変わるような気付きや学びを得られることもしばしば。そういう作品は娯楽感覚で留めるのはもったいない!
今回の記事では、映画鑑賞のメリット・デメリット、読書のメリット・デメリットを考えつつ、この二つを比較していきます。
映画のメリット
まず、映画鑑賞のメリットについて考えてみましょう。
・長くとも2~3時間で終わる:ほとんどの映画は2時間程度、長いものでも3時間あれば終わります。なので、長い時間をかける必要がなく、タイムパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。エクストリームに知識を得ることができますよね。また、映画館で観る場合は2時間以上集中力を持続させて観ることができるのもいいところです。なかなか何かに2時間以上没頭するのって難しいですもん。
・視覚と聴覚の二つで楽しむことができる:視覚と聴覚で映像を感じることができるので、ストーリーをダイレクトに掴むことができます。俳優の表情などから、作者が伝えたいことを直感的に感じることができますよね。
・海外の作品に触れることができる:映画は、海外の作品に字幕がついたものがたくさんあります。原作付きのものも多いです。海外ではとても有名な小説でも、なかなか手に取って読むことはないですよね。(私は翻訳された本がどうも苦手です)

テレビやYouTubeでは、日本のものを観てしまいがちですもんね。
映画のデメリット
お次は、映画鑑賞のデメリットを。
・鑑賞料金が高い:映画館で観る場合は、2000円かかっちゃいますもんね。1冊の文庫本よりはかなりお高い。サブスクで観る場合は話が変わってきますが。
・字幕に頼るまたは聞き逃す:字幕については海外映画に限りますが、どうしても字幕を追うのに必死になってしまいがち。視線が低くなるので、画面いっぱいに楽しめていないことも考えられますし、「誰かの翻訳」というフィルターが入ってしまっているのも気になるところ。日本映画では、俳優が何て言ったか聞き取れずに、止められないままストーリーが進んでしまうというのは難点です。
・記憶に残りにくい:映画は大体2時間程度、受け身のままです。これだと記憶として残りにくいという人も多いと思うんです。それも踏まえて、体験として昇華させるには、映画館で観たり、観た後の感想を誰かに伝えたりする必要があるかなと。

ここまで映画鑑賞のメリット・デメリットを述べましたが、もっと厳密に言うと、やはり大きな感動を得るには映画館で観た方がいいと思います。それに関しては先日記事にまとめましたのでぜひご拝読ください。
読書のメリット
続いては読書のメリットを。
・自分のペースで読める:本を読むスピードを自分で調整したり、分からなければ手軽にそのページへ戻ることができるというのが、いいですよね。作品を隅から隅まで味わいやすいと言えるでしょう。
・記憶に残りやすい:読書活動は、ページをめくる、頭で情景をイメージするなど、実は脳や身体を使っているんです。こういったものは、記憶に残りやすいと言えます。私は特に本を読むスピードが遅い方なので。じっくりと味わいながら読むスタイル。年間の読書数も多くないので、かなり記憶に残ってます。
・値段が安い:古本ならば、名作が100円から手に入ります。新しい文庫本でも、映画の鑑賞料金をこえることはあまりないと思います。専門書や新書は別ですが。
・賢そうに見える:意外とこれって重要なんじゃないかと。電車や街中で本を読んでたら、それだけで雰囲気よく見えますよね。たとえファンタジー小説や、何だったら官能小説であっても、小難しい顔をして読んでいれば賢そうに見えます笑
読書のデメリット
最後に読書のデメリットを。
・時間がかかる:人によりけりですが、多くの場合、読書は兎にも角にも時間がかかります。2~3時間で読み終えるなんてことは、なかなかないのではないでしょうか。それゆえに、その本が自分にとってつまらなかった時が辛い。挫折したり、読み切るまでにより多くの時間を要したりしてしまいます。
・習慣にするのが意外と難しい:スマートフォンで手軽に直感的に楽しめるコンテンツが溢れているので、なかなか読書を習慣にするのって難しいご時世だと思うんです。ちょっと出かける時、持っていこうにも、kindleや本を携帯することによって、カバンを持たなきゃいけなくなりますしね。
・迫力に欠ける:読書は自分の頭の中で情景を浮かべるわけなので、音や映像による視覚痛覚的な刺激は皆無です。
・海外作品に出会いづらい:翻訳された本って、どうも読みにくいです。変な言い回し出てくるし、なんだかキザな表現が多く見えちゃうんですよね笑 だから日本の作品に偏りまくる傾向があります。
結局、どっちがいいのか
結論として、映画はスピーディで感覚的に知識を得たり感動したりできますが、その一方で記憶に残りにくいというのが難点。
観た記憶を留めておきたいのであれば、映画館で観たり、集中できる環境を作って自宅で観たりするとよいでしょう。
また、海外作品をふくめて、たくさんの作品を観ることが可能です。
読書は、自分でスピードをコントロールしたり、じっくりと考えながら読むことができるので、記憶には残りやすい。
しかし、その一方で、多読できないし、自分に合わない作品の途中で挫折してしまう節があります。
総括すると、どんどん知識や感動を入れたい人は映画、じっくり増やしていきたい人は読書かなと。
最後までお読みいただきありがとうございます!

少しずるい結論になりますが、日本の原作作品は読書。海外の原作作品は映画ってのがいいんじゃないかなと個人的には思います。

両方バランスよく楽しむのがいいと思うけど、自分に合った余暇の過ごし方をしてみてね!
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