大阪のDOPEでレトロな映画館の正体をご存じか…?
大阪は新世界にある名画座、「新世界国際劇場」
私は長らく大阪に住んでいるのですが、初めて訪問してきました。
まず今回の記事を読む前に、「新世界国際劇場」がどのような映画館であるのかを、こちらの記事で把握していただくと話がわかりやすいかと思います👇
新世界国際劇場って?
お読みいただけましたでしょうか。
そう、こちらの映画館は、なんと1000円で3本観られるという、破格の値段設定。
かつ、手書きの看板や洋画のセレクトのセンスが高いなど、映画好きにはたまらない魅力が満載なのです。
でも、実はいわゆる「ハッテン場」としての側面もあるという噂があるんですねぇ…。
そのため、映画好きの私も、いくことを躊躇していたわけであります。
しかし今回、大好きな映画『バビロン』が公開されましたので、意を決して入館を決意したのです。
とうとう…!どうだったの…???
果たして妖しい噂は本当なのか。
映画館の内観はどのようなものなのか。
そして、無事映画を鑑賞できたのか。
お伝えさせていただきます!!
外観 手書き看板が最高!
まずは外観から。
何といってもこの手書き看板ですね。
大手シネコンでは見られない、ノスタルジックな雰囲気がたまりません。
作品解説のポップもいいですね~。
時間も掲示されています。
この時間に合わせていけば、好きな映画を観られます。
少し早くても大丈夫です。
(というか、オールナイトじゃなくても、入れ替えは特になさそうだったので、午前中から3本観ることもおそらく可能です。それを実践している人もちらほらいる感じでした)
券売機はこんな感じ。
1万円札がなかなか入らなかったのですが、すぐ隣に受けつけの方がおられるので、声をかけると優しく両替をしていただけました。
あらためて、安いですね。
内観① 個性的な物販・喫煙所
それでは気になる中の様子を。
受付のすぐそばに、アイスの冷蔵庫があります。
しかもバニラモナカばっかり。
こんな映画館、他にないのでは…?
アイスが食べられるなんて、いいねぇ。
受付とつながるかたちで、売店があります。
おつまみと、タバコが売っていました。
これまた珍しい…。
その奥には自販機があります。
売店の向かいにはドアが。
映画館らしい色と質感です。
ポスターや時刻表も。
ドアの向かいや通路に沿って進むと灰皿が設置されています。
ドアはあるものの、新世界国際劇場はサイドが常に解放されているので、フラッと喫煙に向かいやすそうです。
灰皿の傍でも、音はガンガンに聞こえます。
そして、その奥には2階へと続く階段が。
雰囲気あるなあ。
内観② 館内広々、天井高め
スクリーンや座席も撮影してきました。
もちろん、上映時間外です。
この日は台風の影響により激しく雨が降っていたので、雨漏り?対策のためかダンボールがお出迎えしてくれました笑
1階だけでも200席以上あるのではないでしょうか。
私が行った当時は、感染症対策として一席開けて座る使用でした。
レトロな雰囲気がいいですね~。
スクリーンもかなり大きめ。
ミニシアターよりは大きく、TOHOの小さいスクリーンくらいでしょうか。
画質も決して悪くはなかったです。キレイです。
スクリーン脇の「禁煙」の文字がカワイイ。
そして、1階とスクリーンをぐるりと囲むように、コの字になって2階席があります。
気になる噂の真相は…
さて、ここからいわゆる「ハッテン場」としての噂について語っていきます。
結論からいうと、噂は本当です。
お客さんの7~8割は、お年寄りや仕事帰りの労働者風の人でした。
しかし残りの2~3割は、女装している人や、ややいかつい見た目の人で、彼らが時折うろうろと場内を徘徊しています。
私はそこそこ映画を観ることに集中していたので、定かではありませんが、女装してる人は、ずっと同じ人がいるわけではなく、トータル6名程度が入れ替わり出入りしているような印象でした。
上映中、たまーにウロウロしていましたが、比較的大人しい印象で遠慮気にこそっと移動されていたような感じがします。
本当に恐いのは、ちょっといかつめの人でした。
彼らの目的が何なのかはよくわかりませんが、アラフォーくらいの男性が、前の方まできてキョロキョロしていました。
ややおらついているので、怖かったです。
でも、どちらのタイプの人からも、話しかけられたり、近くに寄られたりということはなかったです。
特に何もなかったんだね。
しかし、やはり噂の真相が気になるので、上映中2階席を見上げたところ、女装している人とそうでない人が熱い接吻をしている様子は伺えました。
どうも、2階がそういう会場になりやすいようですね。
角度的には、絶対観やすいので2階席から映画を観たかったのですが、それは叶いそうにありません笑
新世界国際劇場の方も、いわゆるハッテン場となっていることはもちろんご存じで、人に迷惑をかけなければいいというスタンスなのだそうです。
まあ、その通りっちゃあ、その通りかもしれません。
カップルが映画中にキスするのなんて、ドラマでも描かれるもんですもんね。
だからこそ、私としては、無遠慮にジロジロとおらついた態度で人を見る、いかつめの人の方が気になったし不快でした。あの人たちの目的はいったい…。
新世界国際劇場のメリットまとめ
スクリーンも大きいし、何より作品のセレクトとコスパが素晴らしい。
天井の高さも気持ちいいです。
ちょっと歩けば喫煙所もあるし、昔ながらの映画館の環境が今なお残っているので、レトロな雰囲気で映画を楽しみたい時にはオススメです。
あと、スリルがあるのでホラー映画は2乗3乗に楽しめるかもしれません笑
そして、結構ホラーがかかります。
どうしても観たい作品で、周囲を気にせず観る自信がある人は行ってみてもいいかもしれません。
新世界国際劇場のデメリットまとめ
デメリットも少しまとめておきます。
音は小さめでした。シネコンに比べると音響が物足りない印象です。
ついでにエアコンがゴーーッっと爆音でなり続けています。
あと、ヤニやトイレの匂いが結構気になります。
マスクはあったほうがよいかも。
最後に、ウロウロしている人がいるので映画に集中しづらい。
慣れてしまえばここはクリアできるかもしれませんが…。
気の小さいおまえに、そんな日がくるのか?
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
新世界国際劇場の突撃レポートをお届けしました。
また、行ってみたい方、興味のある方、行ったことのある方はぜひコメントをお寄せください♬
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