映画「はい、泳げません」を鑑賞しました。
泳げない哲学者と、スイミングコーチの練習の日々を通して、過去の傷やトラウマとの向き合い方を考える。
コミカルなようで、かなり深い人間ドラマでした。
映画の内容をネタバレせずに、より面白く鑑賞するための見どころを解説します!鑑賞前、鑑賞後にぜひご覧ください!!
はじめに
「はい、泳げません」は2022年公開の日本映画です。
「もし僕が溺れたらどうなりますか?」 「大丈夫、私が助けます。」 大学で哲学を教える小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)は、泳げない。屁理屈ばかりをこねて、人生のほとんどで水を避けてきた雄司はある日、ひょんなことから水泳教室に足を運ぶ。訪れたプールの受付で、強引に入会を勧めたのが水泳コーチの薄原静香(うすはらしずか)だった。その日から、ちょっと変わりモノの静香と、ジタバタしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まるーー!泳ぎを覚えていく中で雄司は、元妻・美弥子との過去や、シングルマザーの恋人・奈美恵との未来など、目の前の現実とも向き合うことに。それは、ある決定的な理由で水をおそれることになった雄司の、苦しい再生への第一歩だった…。
https://www.youtube.com/watch?v=DcqES7KSOmo
主人公「雄司」が水を恐れるのは、過去の苦しい出来事からです。
向き合うべきか、それともいっそ思い出さずにいるべきか…。
それが今作の主題となっています。
思い出したくない過去と向き合うべきか否か
主人公の雄司は、泳ぐとある過去がフラッシュバックしてしまいます。
その苦しみと、どう向き合うのかはぜひ映画でご確認ください。
あなたのトラウマは?
この映画を観て、自分にも思い出すと苦しくなるようなことは果たしてあるかと考えてみました。
大切な存在との別れ、友人との衝突、仕事でのアクシデント…。
どれも思い出すのは少し辛いですが、これまでの私の人生の中では、受け入れられないほどのことはありません。
今作で主人公が抱えるトラウマは、相当にキツイものです。
PTSDと言っても過言ではないです。
そんな大きな悩みやトラウマを抱えているあなたが観れば、より感動は大きいし、なにか今後の人生においてヒントを掴めるかもしれません。
水泳中は思い出しやすい?
劇中のセリフにこんなものがありました。
「水泳中は、視覚や聴覚が弱まる分、内面的な部分と向き合えるし、水泳のような有酸素運動では、脳にドーパミンが分泌されるから、過去を思い出しやすくなる」
というセリフがみられました。
このことが、映画をよりドラマチックにするのでありますが、
何か考え事や、思い出したいことがある時には、水泳は有効に働くかもしれませんね!
キャストに注目!!
メインキャストの「長谷川博己さん」と「綾瀬はるかさん」に注目してみました。
ネタバレはありませんので、安心してご覧ください。
長谷川博己らしい役
長谷川博己さんが出演していた作品は、「鈴木先生」「デート」などが代表的です。
これらの作品では、いずれも、真面目な堅物系、かつ、
アカデミックで、知的好奇心の強い少し変わった男性でした。
「はい、泳げません」でも、とってもインテリジェンスな役。大学で哲学を教えている、超理屈っぽい役です。
私は長谷川博己さんのあの雰囲気がとても好きなので、楽しく鑑賞できました。
あんなコーチなら…
そして、なんと言っても綾瀬はるかさんのスイミングコーチ役。
時には厳しく、時には優しく。
そしていつでも美しい…。
あんなコーチなら、おじさんは殺到するでしょうね笑
でも映画ではおばさん生徒ばかりなんだよなぁ。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「はい、泳げません」は、過去との向き合い方のヒントを、素敵なキャストとともに教えてくれる、素晴らしい作品でした。
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