息をのむ美しさ、そしてゾクゾクする存在感。映画史に刻まれた魅惑の5人
理性を嘲笑うほどに妖艶。時に、抗うことなど不可能だと悟らせるほどの魅力を持つ女性たちが存在する。
今回ご紹介する5人の映画キャラクターたちは、まさにそんな特別な存在。
男性が彼女たちの前に屈してしまうとしても、それは決して愚かさなどではない。
本能が、魂が、彼女たちの放つ抗いがたい魅力に惹き寄せられてしまう、必然なのだと言えるだろう。

今回の記事では、特に美しさと同時に、どこかゾクゾクするような魅力を放つ5人の女性キャラクターに焦点を当て、彼女たちの強烈な存在感を改めてご紹介しましょう。

何だかドキドキするよ。
マチルダ・メイ(スペースバンパイア)

妖艶という言葉がこれほど似合う女性がいるでしょうか。1985年のイギリス映画『スペースバンパイア』で、全裸でありながらも神秘的な美しさを放ったマチルダ・メイ。彼女が演じたのは、宇宙から来たエネルギーを吸い取る生命体。その無垢な瞳と、敵対する存在さえも魅了する美貌は、観る者を釘付けにしました。彼女の存在そのものが、美しさと恐怖が背中合わせであることを体現しているかのようです。
イザベル・アジャーニ(ポゼッション)

アンドレイ・ズラウスキー監督の異色作『ポゼッション』(1981年)で、狂気と官能が入り混じる女性アンナを演じたイザベル・アジャーニ。その鬼気迫る演技と、ガラスのように繊細でありながらも激しい感情をたたえた美しさは、観る者の魂を揺さぶります。特に、後半の壮絶なシーンにおける彼女の表情は、美しさの極致でありながら、同時に底知れぬ恐怖を感じさせます。
ショーン・ヤング(ブレードランナー)

リドリー・スコット監督の傑作SFノワール『ブレードランナー』(1982年)で、主人公デッカードを翻弄するレプリカントのレイチェルを演じたショーン・ヤング。その憂いを帯びた瞳と、クラシカルで洗練された美しさは、未来都市の退廃的な雰囲気に一層の深みを与えます。人間ではない存在でありながら、人間以上に感情豊かに生きようとする彼女の姿は、切なくも美しいのです。
シガニー・ウィーバー(ゴーストバスターズ)

1984年の大ヒットコメディ『ゴーストバスターズ』で、悪霊に取り憑かれるチェリストのデイナ・バレットを演じたシガニー・ウィーバー。普段は知的な美しさを漂わせる彼女が、悪霊に憑依され、異様な変貌を遂げるさまは、観る者に強烈なインパクトを与えました。そのギャップのある美しさは、コメディでありながらもゾクゾクする瞬間を生み出しました。

『エイリアン』のリプリーのような、強い女性の印象が強い彼女ですが、この役は非常に艶っぽいです。
リア・ベルダム(シャイニング)

スタンリー・キューブリック監督の傑作ホラー『シャイニング』(1980年)で、主人公ジャックが遭遇するバスルームの女性。演じた女優アネット・キャレルが演じたキャラクターの名前として、一部ではリア・ベルダムという情報も存在します。最初は魅惑的な若い女性として現れますが、次の瞬間には見るも恐ろしい姿へと変貌します。その一瞬の美しさと、その後の強烈な恐怖との落差は、観る者の心に深く刻まれます。公式なクレジットに名前はありませんが、彼女の存在は映画の持つ不気味さを象徴していると言えるでしょう。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちの心を奪い、忘れられない印象を残すキャラクターたちを紹介しました。

何度観ても、釘付けになってしまいます。

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